認知症発症は生活習慣と深い関係
生活習慣病が認知症の引き金になる
糖尿病、高血圧、肥満症、喫煙者、アルコール多飲者は認知症になりやすい事が多くの研究で証明されています。
有酸素運動が予防に有効
ウオーキング、ジョギング、水泳、水中歩行、テニス、卓球などなど
【ひとくち解説】
アルツハイマー型認知症は脳の細胞にベータアミロイドという物質が蓄積しておこります。運動はこの物質を分解する酵素を増やす事が知られています。
予防に効果的と言われている食べ物
ビタミンCを多く含む | イチゴ、ピーマン、レモン、レバー |
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ビタミンEを多く含む | カボチャ、サツマイモ、ニラ、玄米、アボカド |
ベータカロチンを多く含む | 青ねぎ、アスパラ、ニンジン、オクラ |
魚類 | アジ、秋刀魚、サバ、ハマチなど |
【ひとくち解説】
これらの食物はベータアミロイドをできにくくする働きがあります。青魚を全く食べない人とよく食べる人では認知症の発症率が5倍違うと言われています。バランスの良い食生活が大切です。
頭を使い、人と交わり、興味を持つ生活が認知症を予防する
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計画力を鍛える(新しい段取りを考え、実行する)。
旅行の計画を練る・新しい料理を考案する・パソコン・マージャン・囲碁・将棋・短歌俳句・合唱・楽器などなど
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記憶力を鍛える(体験を記憶して思い出す)。
昨日の事を日記に書いてみる・カラオケは歌詞を見ないで歌う・レシートを見ないで家計簿をつけてみる
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情感を豊かな生活を。
面白い、楽しい、感激した!という、心を揺り動かされる多くの体験をすることが、認知症を予防します。
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